「森のようちえん」とは、森や海、川、畑など、自然がある環境での活動を通し、子供たちを育てる幼稚園です。幼稚園教諭や保育士資格の免許を持つスタッフ、自然学校・野外活動の指導者が、楽しく安全に子供たちを保育します。森のようちえんの活動の中で、子供たちが五感をすべて使って自然を感じることは、感性を育むことにもつながっています。
子供たちが遊ぶ場所というのは、安全に整備された場所がほとんどです。その点、森のようちえんは、自然の中で一日を 過ごします。自然体験・造形絵画・食・家族/社会・音楽/表現といった保育の五領域すべてを、自然の中で行います。
森のようちえんのスケジュールは、朝のミーティングで子供たちと一緒に決めます。なぜなら、「今日はこれがしたい」「あれをしよう」と、提案をしたり発言をしたりすることは、子供たちの自主性を養うきっかけにもなるからです。森のようちえんでは、子供たちと相談しながら、工作や音楽といった活動に取り組んでいます。
また、森のようちえんでは、天気が雨であっても基本的には外で活動します。子供たちの"学び"は、晴れの日だけではありません。子供たちには、雨や雪といった天気の日だからこそ感じられる自然も体験してもらいます。
森のようちえんでは、さまざまな自然体験活動を通して子供たちの感性を引き出し、育むことを大切にしております。感性とは、何に対しても興味を持ち、それがどういうものかを考える力のことです。自然は季節によって変わるため、その違いへの理解が自ずとできるようになります。
その移り変わる自然の中で感性を育てることは、人間関係においても自分と他者の違いを理解し、相手をよく知ろうとする柔軟な思考につながるのです。
自然の中で友だちといっぱい遊ぶことで、心と体のバランスが取れた発達を促します。思いっきり体を動かすことは体力をつけることに、自然の空気は安らかな気持ちを保つことにつながります。
森のようちえんでは、子供自身で考えて行動することを尊重します。決して大人の考えを子供たちに強制することはありません。子供が考えたことをきちんと受け入れ、最後まで見守ります。
自然の中には、動物や虫といった生き物や街にはない植物があります。また、自然の四季を感じることができます。そうした多くの"不思議"に出会って興味・関心を持つことは、感性を育むきっかけになります。
森のようちえんの活動では、歩いたり走ったりして体をたくさん動かすので、身体能力や積極性の向上が期待できます。
また、子供のときほど、見たものや感じたものを吸収しやすいものです。自然での新たな発見に心が動かされることは、感情の豊かさにもつながります。喜んだり楽しんだり、ときには、怒ったり哀しんだり…。普段の生活とは違う出会いがあるから、素直な感情が引き出せるのでしょう。
結芽では、森のようちえんだけに通うお子様はもちろん、他の幼稚園と併用するお子様のためのプログラムも充実させています。森のようちえんにご興味のある方は、まずはお問い合わせください。子供たちにとってたくさんの不思議が詰まった冒険を、ぜひ森のようちえんで体験させてみませんか?