- 自由に自然体験をさせると、子供が怪我をしないか心配なのですが…。
- 自然には楽しいだけでなく、危険もあります。安全面の配慮はもちろん万全に行っておりますが、あまり制約を設けすぎると子供たちの自由な発想や活動を邪魔してしまうことになります。小さな怪我や痛みも子供たちにとっては貴重な学びなので、優しく見守ってあげてください。
- 引っ込み思案で積極性がない子供でも結芽の活動に参加すれば、何か変わるキッカケになりますか?
- 子供たちの性格は人それぞれです。すぐに性格や考え方を変えようとするとお子様が萎縮してしまうので、自然の中で少しずつ色々なものに触れたり、他の子供たちと関わったりすることで楽しみを見つけるのが一番だと思います。その中で得意なものや興味を持てるものが見つかれば、それをキッカケに子供はどんどん自分を表現するようになります。
- キャンプや野外活動では、性別や年齢でグループ分けをしているのでしょうか?
- 基本的には子供たちを属性で分類するようなことはしません。性別や年齢の違う子供たちが一緒になって活動することで、違う目線で物事を考える機会が得られるからです。また、大人の社会では性別や年齢によるグループ分けは存在しません。そのため、子供の社会においてもグループ分けをする必要はないと考えています。
- なぜ、このような考えの団体・結芽を設立しようと思われたのですか?
- 子供に関する問題の多くは、感性・人間力の未熟さによるものだと感じています。相手の気持ちを考える想像力があれば、簡単にキレたり他人を傷つけたりすることはないはずです。感性や人間力を鍛えるのに最適な場が自然ですが、最近の子供たちは自然に触れる機会が少なくなっています。こうした現状を受けて、「今の時代に合った本物の自然体験を通じて子供たちが自分の感性を磨ける場所を作りたい」という思いから結芽を設立しました。
- 学力向上のために、子供を結芽の活動に参加させるのは不純な考え方でしょうか?
- いいえ、学歴を重視されることも間違いではありません。ひたすら勉強だけをするよりも、お子様が持つ能力を全体的に底上げする方が学力向上に効果的です。自然を体験することは最大の脳トレとも言われるほど、色々な能力の活性化にもつながります。実際に学力向上を目的とされているお子様もたくさん参加されており、「得意教科が増えた」「成績がアップした」とのお声をいただいています。
- 子供がゲームばかりしているのですが、結芽の野外活動に参加すれば外で遊ぶようになるでしょうか?
- 外で遊ぶ機会が少ないお子様にこそ、結芽の活動に参加していただきたいと思います。なぜなら、子供が持っている本能的な好奇心を刺激することで、これまで味わったことのない感動や面白さが得られるからです。ゲームばかりしていたお子様も多く参加されていますが、自然の中ではキラキラと目を輝かせて遊んでくれています。
- せっかくの自然体験なので、結芽の活動の様子を写真に残してもいいですか?
- 私たちは、写真を撮るよりも、そのときのその場所で感じたことを自分の中に記憶する習慣を付けてほしいと思っています。撮影して残したとしても、その場で触れる本物の自然を再現することはできません。結芽では、子供たちが体験に集中できるよう、スタッフがキャンプの様子を撮影したものをDVDにしてお渡ししております。本当は親御様がお子様に野外活動のことを聞いてあげるのが一番です。お子様が体験を思い出して話すことは、感性を磨くことにもつながるからです。
- キャンプなど、子供だけを外泊させたことがないので心配です…。
- 結芽には、キャンプの経験がない方のために、初めて参加される方のためのプログラムがあります。誰でもキャンプを楽しめるようになっていますので、親と離れて外泊した経験がないお子様も安心してご参加いただけます。親御様は心配されると思いますが、当の子供たちは自由に自然を満喫しています。
- 結芽の活動に参加するには、所在地の熊取町まで行かなければなりませんか?
- キャンプの出発地として梅田、難波、天王寺など大阪の主要駅が設定されているものがあります。また、一定以上の人数が揃っている場合であれば、最寄り駅やご希望の場所への送迎も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
- キャンプの注意書きに、「汚れたり怪我をしたりしても叱らないように」とあるのはなぜですか?
- 自然の中に入る野外活動では、必然的に服は汚れます。また、小さな怪我をすることもあるでしょう。それを避けてばかりいては本物を体験することはできません。また、汚れたり怪我をしたりしたことを叱ってしまうと、子供たちは傷ついてしまいます。自由な感性でのびのびと楽しんでもらうことが最優先なので、ご理解をお願いいたします。
- 天気が悪い場合の野外活動は、どうなるのですか?
- 原則として雨具を使って予定通り活動をします。自然の中にいれば雨が降るのは当然で、それも貴重な体験だからです。安全面の配慮で、好天のときと全く同じ活動ができない場合がありますが、子供たちには雨も楽しんでもらいたいと思っています。
- ホームページなどに、子供の写真を載せないでほしいのですが…。
- 結芽では、お子様のプライバシーの保護にも配慮しております。お問い合わせフォーム下部にある「個人情報承諾書」の項目に対し、「同意しない」を選択された場合は、ホームページやチラシなどの各種広告にお子様を掲載することはございません。ただ、その場合だと、結芽での活動の様子を撮影するときに、お子様を映さないようにいたします。そのため、活動後にお渡しするDVDにはお子様が映っておらず、活動の雰囲気を伝えるのみになりますので、あらかじめご了承ください。
息子は引っ込み思案で、あまり友だちと遊ぶことがなく、心配でした。そこで、何かのキッカケになればと思って結芽さんのキャンプに参加させたところ、色んな人と遊べて面白かったと言いました。「また行きたい」と言うので何度も参加させていると、たくさん友だちもできたみたいで、キャンプのことを楽しそうに話すようになったのです。
また、自分の中で殻を破ったのか、学校でも自分から積極的に色々なことに取り組むようになったみたいで、友だちの話題も増えました。
今も本人が行きたいと言うので、引き続きキャンプに参加させてもらっています。だんだん年下の子が増えてきて面倒を見るようになってきたそうで、息子の成長を嬉しく思っています。息子が大人になっていく様子を楽しみに見守っています。
私たちが子供の頃は、近所に自然や空き地があって、色んな生き物も身近にいました。今では、周りに生き物がほとんどいないので可哀想だなと思っていたら、ネットで結芽さんの活動を発見。「これだ!」と思って子供に教えてやると行きたいと言うので、早速参加しました。
子供は、私の血を引いているのか、キャンプで出会った虫や魚などの生き物がとても新鮮だったようで、帰ってからはキャンプの話ばかりしていました。生き物に興味を持つのは良いことだと思うので、繰り返し参加させては色んな生き物に触れて帰ってきています。今では家の中に色々な生き物を飼っている状態ですが、大切に育てている様子を見ると、生き物に対する優しさを身に付けたように思います。その才能(?)を開花させてくれた、結芽さんに本当に感謝しています。
子供の学力が低下していて、とても心配でした。受験前にこのままでは…と焦って塾に通わせましたが、全然ダメでした。
子供の気分を変えてみようと思い、結芽に相談してみました。応じてくれた方の話によると、こういうことは子供によくあるそうです。「勉強ばかりするよりも、バランス良く他の能力も伸ばして「生きる力」を身に付ければ、自動的に学力も底上げされる」というお話を信じ、結芽の活動に参加してみました。
当の本人は「参加してとても楽しかった」と言っていたので、いい気分転換になったようでしたが、成績に変化はありませんでした。それでも、本人が珍しく自分から行きたいと言うので継続して参加していたら、ある時期を境に成績が徐々に伸び始めたのです。結芽の活動に参加してから、勉強しなさいと言わなくても自分で机に向かうことが多くなったのが理由かもしれません。「子供が自分で興味を持って、やりたいと思うのが一番大切」というお話を思い出して、こういうことかと思いました。
今ではすっかりアウトドアの達人になり(笑)、勉強も遊びも自分の意思でやるようになりました。
幼稚園の頃から「落ち着きがない」「他の子をいじめる」など、問題行動を指摘されることが多く、小学校に入ってからはさらに目に付くようになっていました。そのうち、子供との会話も少なくなり、家庭内の雰囲気も険悪になっていました。
このままではいけないと思って、一度親のいない環境に置いてみようと、結芽のサマーキャンプに参加させました。1週間足らずの外泊は、本人にとって衝撃的な初体験づくしだったようです。帰ってきて早々、キャンプで見たものや体験したことを饒舌に話す子供の姿を見て、「この子はもっと外で遊びたかったんだ」と気づかされました。落ち葉やドングリなどを持ち帰ってきたのですが、大人にとって何でもないものでも、本人にとっては思い出になる宝物なのでしょう。
それから、長期の休みになるたびに野外活動に参加するようになりました。結芽の活動はバラエティ豊富で毎回違うことをするので、子供も飽きることなく毎回楽しんでいるようでした。
学校で担任の先生から、「問題行動が減って物事にやる気が出てきたように見える」と話を聞いたときは、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。